馬と人の共通点

 

人と馬との関わり方で最も重要なのは相手を知る事なのだと思います。

では相手を知るにはどうしたらいいか。

その為に僕が必ずする質問があります。

 

自分と馬の共通するものはなんでしょう。

 

 

せっかくなので考えてみてはいかがでしょう。

些細な事でもいいです。

目が二つある、哺乳類であるなど共通する事をなんでも。

 

そして考えてもらったところで追加質問。

 

逆に自分と馬が共通しないものはなんでしょう。

 

 

さっきの質問同様にちょっと考えれば沢山出てくるはずです。

例えば足の数、爪の数、食べるものなど。

 

共通しない部分を考える事は人と馬との関わり方で重要な事だと僕は考えてます。

共通する部分は想像に容易いでしょう。

逆に共通しない部分は想像するのに時間がかかったはずです。

 

さらにひとつピックアップしてみましょう。

例えば自分と馬の目を比べた時に共通するのは数です。どっちも目は二つあります。

逆に共通しないのは位置です。人は顔の正面に二つの目、馬は左右に一つずつあります。

そこからわかる事があるはずです。

同じ二つの目でも見え方が違うはずです。

見える視野も違いますし、距離感も違います。

人が見えてて当然だと思ってる事が馬はそうじゃない事があるということです。

見え方が違えば捉え方も違ってきます。

人が怖くないものが馬にとっては怖いものに見えてしまうかもしれません。

 

など、そこを考えて理解してあげないと相手を知る事なんて出来ないはずです。

 

これは人と馬の関わり方だけに限った事ではなく、対人関係でも当てはめる事が出来るのではないでしょうか。

同じ人でもちょっと考えたら沢山違う部分が少なからずあると思いますが、逆にちょっとでも考えないと違う部分がみえてこない事になります。

相手といい関係を築きたいのであれば相手との違いを考えるといいのかもしれませんね。